ビッグ・ベン

2010.8.14

国立新美術館で開催中の「オルセー美術館展2010」を見に行ってきました。 「ポスト印象派」というタイトルで、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、モネ、ルソー etc. ポスト印象派の特徴は、なんといっても鮮やかな色彩と光。 モネは「睡蓮」を好んで描いていますが、今回の出展のなかで特に目を引かれたのは「日傘の女」。 これぞ「印象派」の絵と思いました。 モネの作品の出展でもうひとつ興味を持ったのは、「ロンドンの国会議事堂」。 モネは、これを逆光で描いているので、黒いシルエットになっています。 実は、私にとってこの議事堂とそのなかの「ビッグ・ベン」には忘れられないエピソードがあるのです。 　　ビッグ・ベンの写真を見る。 中学の英語の教科書にそのビッグ・ベンが登場していました。 ビッグ・ベンの写真と、その説明が英文で書かれていたはずですが、内容は覚えていません。 まず、先生からの問いかけがありました。 「ビッグ・ベンって何か知っている人！」 「・・・　・・・」 誰も手を上げた人はいませんでした。 先生は、教室全体を見回したあと、一人を指名しました。 「Ｍｒ．Ｔ　ビッグ・ベンって何だ？」 Ｔ君は立ち上がりましたが、すぐに返答が出来ません、 しかし、少し間をおいて、 「大きなベンです。」 これに、先生が大うけ。 私は、ビッグ・ベンの写真を見るごとに、そのときの光景を思い出してしまうのです。