中国・浙江省へ

2015.8.8

日本中のどこに行っても猛暑の夏、数日前の北海道のある地点では沖縄より暑かったとか。 そんな暑い日本から脱出して、ほんとうは中国のチベットに行く予定を立てていました。 世界一の高地を走る、「青蔵鉄道」は、日本では「青海チベット鉄道」と呼ばれていますが、平均海抜は4,500m、最も高い地点は5,000mを越えます。 西寧からチベット自治区のラサまでの1,960kmを23時間ほどかけて走りますが、その列車に乗ることも楽しみにしていました。 ダライラマの宮殿、「プタラ宮」をはじめ、チベット仏教の寺院が数多くあります。 日本からチベットへのツアーは、多くの旅行会社が運行していて人気があるようです。 チベット自治区の住民も、日本人観光客に対しては優しく受け入れてくれているようです。 私が中国の各地を旅行する場合は、中国に行ってから知り合いの旅行会社経由で計画を立てています。 一番のメリットは、そのほうが安上がりなのです。 ところが、今回のチベット行きに関して相談したところ、 「日本人は、チベットに行くことができません」 という返答。 私の考えですが、実はチベット自治区は中国でありながら、中国とはあまり仲がよくありません。 チベットの隣のウィグル自治区はその典型で、中国政府と対立しています。 ある人のチベット旅行体験談にあったのですが、チベットの現地の人に、日本人か中国人かを問われ、 日本人だというと対応がよいのですが、中国人だというと極端に対応が悪くなるそうです。 だから、チベットの現地で、日本人を拒否しているのではなくて、中国人が好ましく思われていないということなのです。 中国の旅行会社は、そのことを知っているので、日本人を案内してチベットに行きたくないのです。 たぶんそういう理由で、 「日本人は、チベットに行くことができません」 という答え方になったのだと思います。 これは、私の想像です。 ということで、今回はチベット行きを断念。 浙江省・杭州方面に行きます。 日本と同じくらい暑い地なのですが！