外国の映画の場合、中国語での字幕が出るのが一般的なのですが、この映画は中国語で吹き替えてあるため字幕は出ません。
　―　あらすじ　―
ロシアのある街の地下鉄。
熟練の年老いた地下鉄マンが鉄道会社の幹部に伝えます。
「いつもより水の浸水量が多い、すぐに点検すべきだ。」
しかし、その忠告は聞き入れられることなくダイヤは通常通りに運行されます。
乗客は、そんなことなど知る由もなく、それぞれがそれぞれの目的のために乗り込んできます。
学校への子ども、会話を楽しむ若いカップル、病院へ向かう人も・・・　　
電車内はほぼ満員の状態。

不運にも、その列車の進行先の壁が外部の水圧に耐え切れず崩れ落ち、そこに列車が激突。
映像はスローモーションになり、列車の窓ガラスが飛び散り、あらゆるものが飛び、人間もそれぞれの表情でゆっくり飛んでいきます。
そして画面は真っ暗になり、少しの沈黙。
やがて画面が戻り、散乱した中にうめき声が・・・

列車から脱出し、線路上を避難する人、列車の中にとどまる人、挟まれて身動きできない人、すでに息絶えた人・・・

最終的に５人（？）と、犬一匹が救出されるまでのストーリー。
そこに、友情、親子の愛、男と女の難しい関係、家族愛も描かれ、単に脱出劇だけではないものを味わうことができました。

映画館はいくつかの部屋に分かれていて、上映されるものによって場所が異なります。
何度か来ていますが、この部屋は初めて。
ボックス席になっていて、一列が（２×４の）８人掛け。
すべてで８列だったでしょうか？　収容人員は少ない小さな館内です。