2016.1.**

―　地鶏を求めて田舎へ　― 大連の少し北、瓦房店の田舎へ。 中国の正月「春節」を前にして、中国の人たちは食材を準備します。 日本でも、正月用のいろいろなものを暮れに準備しますが、 中国でも同じで、少しずつ買い求めます。 中国の友人が、少し離れた農村に地鶏を買いに行きたいということで、ついて行くことに。

瓦房店は、大連から北へ車で２時間ほど。 リンゴなどの果物の産地。

路上で、果物や穀物類を販売している場所があって、 リンゴを売っているおばちゃんに聞きます。 「この辺で地鶏を買うことができますか？」 すると、トウモロコシや豆などを販売しているおばちゃんが声をかけてきます。 「うちで、地鶏を飼っているよ！」 見たいというと、案内してくれることに。

おばちゃんは、自家用車を準備してくれます。

荷台に乗せてもらって、おばちゃんの家まで・・・ 気温は氷点下です。

10分くらいで、おばちゃんの家に到着。

元気そうな地鶏２羽を選びます。 おばちゃんは、足と羽をひもで縛って袋の中に。

近所に、豚を飼育している家があるということで案内してもらい、 この日に処分したという豚の肉を少し分けてもらいます。 （中央に顔が見えます）

今度は、羊の肉を売る家に。 これも当日のもの。

豚肉と羊肉を買って、今度は地鶏を肉にしてくれる場所に。

鶏は逆さにつるされ、首にナイフが入ります。 少し残忍ですが、これが現実。 スーパーの店頭できれいにパックされた鶏肉も、これと同じ工程を経ています。 （環境は違いますが） 少しお湯に入った後、脱水機のような機械の中に入れられ、あっという間に丸裸に！

中国語で鶏は、Ｊｉ と発音。 吉の字も、Ｊｉ で似ているため、鶏肉は縁起がよい食材とされます。 中国の正月に好んで食べられる食材として、 餃子、魚、鶏肉、豚肉、羊肉などなど。 最初に声をかけた、リンゴを売るおばちゃんからリンゴを買って帰路に。 今年の中国の正月（春節）は、２月８日です。