2013.10.16

―　雲南省・「麗江(lijiang)」　― 麗江納西(ナシ)族自治県の中心である麗江。 大理から約200ｋｍの雲南省西北部に位置しますが、 西南シルクロード(茶馬古道)をたどり、大理から麗江に向かいます。 写真は、大理から麗江へ向かう途中の田園地帯。

「四方街」は以前の都の中心で、かつて交易の中心地でした。 今でも道が四方八方に伸びています。

チベット系の少数民族納西（ナシ）族を中心に白族、漢族などの民族が住んでおり、中心部の標高は2300ｍくらい、 　　平地はわずか5％くらいしかない山間の地です。

万古楼から麗江の古市街が一望できます。 晴れていれば、玉龍雪山をのぞむことができるのですが。

「木府」 かつてこの地を治めていた土司である木氏の衛門府（役所兼宮殿）のことで、 略して「木府」と呼ばれています。 典型的な納西族の木造建築様式の建築物で、 元代に創建され、明代、清代に渡って増築・修築されて来ました。 現在見ることができるのは1996年の麗江大地震の後に再建されたものです。

少数民族「納西（ナシ）族」の踊り。

「麗江古城」 1997年納西族独自の街並みが残る麗江旧市街に当たる老街は 世界遺産に登録されました。 テーマパークである麗江世界遺産公園。

石畳で出来た狭い路地が続き、道路沿いには民家や商店が並ぶ。 街の中に水路が流れる街は、数百年前と変わらない風情があります。

麗江の旧市街の建築物はほとんどが木造、 　　麗江古城は元代初期に創建され、城壁がない古城として他に例がなく、現在もその繁栄は続いています。

雲南の民族工芸品は、刺繍や染物、翡翠（ひすい）・銀細工などで、 お土産品として雲南省の観光業を支えています。 麗江の街には、翡翠（ひすい）や銀細工品を扱う店が多くあり、 安価なものから、眼を疑うほどの価格がついたものまで各種。 中国では価格交渉はあたりまえ、こころよく応じてくれます。 写真は、価格交渉に応じてくれた納西族のオバチャン。 次回は標高5,500mの玉龍雪山の4,500mの地点まで上ります。